演算能力爆速化! アプリ『究極の計算』

究極の計算・タイトルロゴ 究極の計算・アプリ画面

概要

大ヒット思考アプリ『Think!Think!』の花まるラボによる「究極」シリーズ第3弾。
遊びながらにして、計算の工夫が身につくパズルゲーム。

使用時期

小3・10月頃 ~

良い点

  • 計算を試行錯誤するクセがつく
  • 答えに収束していくパズル性が気持ちいい
  • 技の名前が会話に使えて便利

悪い点

  • 一時的数字を動かして思考するためのUIが無い
  • タップするだけで実際に計算しないのは残念
  • 値段が高い

感想 3点:★★★☆☆

4×25とか、1+3+5+7+9とか、65536とか、キレイにハマる数字を見つけちゃうとアガッてしまうことってないでしょうか?

工夫を重ねるうちに、テトリスが全消しするがごとく解答に導かれたりすると、出題者と疎通したかのような気持ちよさがあったりすると思うのです。

例えば「17×17-13×13」という問題があったとして、
これが瞬時に「30 × 4」に変形できたら気持ちよくないでしょうか?

下記はそれを解説したスクリーンキャプチャになるのですが、

プラマイナーの説明

要するに、17×17の面積図があったとして、そこから13×13の面積を引いた形を、横並びにしてみると「30×4」になってしまうという賢者のスゴ技なのでございます。

『究極の計算』は、こういった計算の工夫をゲームにして楽しんでしまえッ!というアプリです。
10の倍数を作る簡単なものから、等差数列の和の公式や、平均化などの技を駆使していく高度なものまで、工夫をこらして式をシンプルにしていくゲームシステムになっています。

この計算が
この複雑な計算が…
ここまでシンプルに!

3年生の娘にとっては、どれも目からウロコだったようで、あたらしい技を覚える度に「おぉぉ!なるほど!」と、感嘆しまくっています。
日々の学習でも、「これはアジャスト(キリの良い近似値に変える技名)からの、バイファイブ(5の倍数を他の因数で調整する技名)でイッパツだな…」と、工夫をするクセがついてきており、グッと考えてみる姿勢ができてくれたのではないかと感じています。

正直、立体シリーズの100題と違い、計算100題で約5,000円とうのは「むむむ…高い…ッ!」と思ってしまうのですが、
身につくスキルも結構なものですし、試行錯誤を楽しむ姿勢というのは、私にとっては理想的な数フェチ・スタイルでもあり、決して高いものではないのかなと、個人的にはそのように思っています。

使ってみて

ゲームとしてのテンポを優先してか、実際に計算することは無く、工夫がデキる箇所をタップしていくというシステムに終始しています。

ただ、子どもの意見を聞いてみますと、逆に計算をさせてもらえないストレスもあるようで、計算結果を打ち込むモードがあっても良い気もします。

チュートリアルでは計算結果を打ち込むシステムになっていましたので、将来的な “ハード暗算モード” の搭載にも期待したいと思います。

チュートリアル
チュートリアルのシステムなら暗算の
訓練にもなり、本編にもこのモードが欲しい


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