ぶッちギリの最高難度『スーパーエリート問題集 算数 小学2年』
概要
あまりの難しさに、回れ右がキレイに決まる問題集。フルでこなすことができれば紛うことなきスーパーエリート。付録の「絵かき算」からは絵図をおこすスキルも身につけることができる。
使用時期
小2・10月頃 ~ 小3・5月(※ 付録のみ使用)良い点
- 知的意欲を満たすハイレベルな難問揃い
- 付録の「絵描き算」は、条件を整理して捉える良い訓練になる
悪い点
- 風が語りかけます。むずい、ムズすぎる。
- 教科書レベルの標準問題があるが、趣旨から言って必要無い
感想 1点:★☆☆☆☆(付録 4点:★★★★☆)
ガチ勢が使用する問題集に『最レベ問題集』『トップクラス問題集』というものが挙げられますが、それらと比較してもワンランク上と申しましょうか、斜め上と申しましょうか、とても2年生に向けたものとは思えません。こんなの↓とか、
こんなの↓とか…、
はっきり言って ムリ勉 です…。
親にも相当な力量が求められると思います。
ゆえに、娘は「本編」をまったく使用してないのですが…😭
我が家にとっては、付録の『どんぐり式 おもしろ文章題 えかき算』こそが実体なのでありまして、
こんなの↓とか、
こんなの↓とか…!
式は使わず絵で書いて解くという独特な演習法が、問題を整理して捉え直す力に、とても効果的に作用してくれました。
私は、娘が理解不能な問題に直面した時に「とにかく絵や図にしてみよう」とお願いすることがよくあります。
分かりきったコトだったとしても、絵図にしてみることで、突破口が開けることが往々にしてあると思っているからです。
しかし、普通の算数であれば、頭で式を考えるところから入ってしまうため「絵を描こう」と声をかけても「ちょっとまって!今、考えてるから!」と遮られてしまうのが大半です。
その点、この絵描き算であれば、まず絵を書くことから始まりますから、“とにかく手を動かしてみる” という最初の一歩が、意図をせずとも自然に伴ってくれます。
スーパーエリートに向けた付録ですから、どんぐり問題もとても難しいです。
非常に難解な文章をしており、現代風に言えばワケワケメですが、「それでも絵にしてみる」ということを繰り返していくうちに、目に見えて力がついていくのを実感できると思います。
使ってみて
どんぐり問題には「問題を1度しか読んではいけない」「消しゴム厳禁」といったルールが存在するのですが、その辺りはガン無視で、問題も興味があるものから飛び飛びに解いてました。とても難しい問題です。細かいルールはストレスになることもありますので、お子さんに合わせてアレンジしても良いのかなと思っています。