絶対にマズい算数の「穴」
RISUから『中学受験ガイド2023』に、社長の記事が掲載されたよ~とのお知らせがありました。
記事広告なのかなと、モノ・マガジン的な外連味を想像して見てみたのですが、RISUの紹介はおろか、タブレットの写真も画面も無いガチ記事であります。
RISUの社長の記事 |
記事としては、6つの問題を通じて、算数の「穴」を発見しましょうという内容なのでありますが、その中でふと目に止まってしまったのが「③時計」でありました。
穴を発見するという時計の問題 |
現在、四谷のカリキュラムは、ちょうど旅人算や点の移動が終わったところであります。
本来であればこのタイミングで時計算をこなしていても良いはずなのですが、言われてみればこのタイプの問題にはまだ出くわしてません。
とは言え、いまの段階であれば、さすがにサクッっと解けそうな問題ではありますので、一応試してみますと…
👧 90度!
👨 な…なんでやねん…
👧 7~10って間の数3つじゃん
👨 短針の位置は…?
👧 7
👨 問題文…良く見て…
👧 …
👨 …
👧 6時やないか~い!
我が家。穴だらけ。
ビビって他の5問も試してしまいましたが、確かにこれが「時計である」という前提が無ければ、私も短針が「7」で長針が「10」に見えていたかもしれません。
記事では、算数の問題には「ルール」があり、それが徹底されていないと「穴」になると結論されていたのでありますが、これは確かに確かにであります。
算数には理解した理屈がそのままルールとなる事柄が良くあると思います。
例えば最近の旅人算で言いますと、向かい合ってすれ違うまでを①とすると、次に折り返してすれ違うまでは②と言ったような、使っているうちにルール化してしまうような事柄であります。
これらは「ご存知」のルールになっていかないと、次々と問題をこなすことはできません。
先生も「あとは3回すれ違えばいいから、⑥つ分だな~」とか、当たり前のように言ってくるはずなのです。
娘がSPICAの算オリ講座に参加した際、とにかく面食らったのが、この「すでにご存知の事柄が多すぎる」ということでありました。
先生が「さぁこの多角形を見たらなんだ!?」と聞くと「○○~!」と生徒が答える。
先生が「さぁこのタイプの文章をみたら~?」と聞くと「○○~!」と答える。
あまりにルールとしてパターン化された理屈が多すぎて、まったく歯が立たないのであります。
算オリ講座は算数超人が集まる一流講座というのもありますが、
結局のところ算数というのは、理解した理屈をルールとして積み重ねていかないと、授業にすらついていけなくなってしまうのは一般レベルでも同じです。
ルールに穴があると、本来であれば理解できることもトタンに理解ができなくなってしまい、できたはずの単元もズルズルと行ってしまう危険があるわけです。
記事では「穴が見つかったら、思い切って2学年、3学年下の単元に戻って、ルールを学び直す」ということが書かれておりました。
我が家の長女も「比」で苦労しているときに、解いても解いても理解ができず、思い切って1学年戻ってやり直してみたらウマく行きだしたということがありました。
その原因というのは、相似比と面積比・体積比がゴチャゴチャになっていたりと、まさに初歩的なルールが抜けまくっていたことにありました。
算数で苦労している子の多くというのは、結局このルールが身についていないのに、カリキュラムが進んでしまうことにあるような気がしてなりません。
新しい単元に入る前に、必要なルールをチェックしておくことは、その単元を学ぶ上で極めて重要だと思わされます。
今日は七夕、明日の8日は予習シリーズ下巻の発売日であります。
テキストが届いたら、1つ1つの単元で必要とされている「ルール」についても、しっかりと目を配っていきたいと思っております。
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