マジで偏差値が上がる『特Aクラス問題集 算数 小学3年』

特Aクラス問題集 算数 小学3年 サイコロの問題

概要

例題・類題と進んでいき、無理なく応用問題まで挑戦できる問題集。
100ページにも及ぶ別冊の解説で、幅広い層を難関レベルまで仕上げる。

使用時期

小2・3月頃 ~小3・12月

良い点

  • 塾の小4カリキュラムを含んでおり先々が楽
  • 例題や解説が詳しく他の難関問題集より圧倒的に進めやすい
  • 保護者へのアドバイスが豊富で的確

悪い点

  • 余白が少なく扱いづらい
  • 在庫切れになっていることが多い

感想 5点:★★★★★

先日届いた4年生向けの「予習シリーズ」をパラパラとめくってみた時、「あぁこれなら大丈夫だな」という安堵感がありました。
例題・基本はもとより、練習問題に至るまで、「特Aでやったな」という問題が居並んでおり、随分と楽に進められそうだなという確信すら抱いてしまいました。

植木算
バリエーションに富んだ植木算


立体図形
立方体も4年レベルまで演習

本書は3年生向けながら、4年生の塾テキストレベルの問題を含んでいるのですから、それなりに難しい問題集であることは間違いありませんが、至極丁寧な解説書や例題があり、意外とコツコツと演習ができてしまうのが最大の魅力です。

鶴亀算の解説
鶴亀算も図表などを使い詳しく解説

サイコロの解説
保護者向けの一言もうれしい

我が家では難関問題集の筆頭とも言える『トップクラス問題集』も試してみたことがあるのですが、そちらはあまりにも難しすぎて、とてもじゃないが進めることができない。それくらいレベルがかけ離れている印象を受けました。

ところが、この『特Aクラス問題集』は、一部で『トップクラス問題集』と全く同じ問題を含むなど、難易度的にはさほど変わらないレベルにあるのにも関わらず、実にコツコツと進んでしまうのであります。
トップクラス問題集との比較
ほぼ完全一致の問題も多数収録。

同じ問題が、『トップクラス問題集』だと解けないのに、『特Aクラス問題集』だと解ける。
そのカラクリというのが、まさに例題でだったり詳しい解説であったり、本書の構成にあったのだと思っております。

この問題集と出会って演習ができたことは、低学年時における最大のラッキーだったのかもしれません。

使ってみて

この問題集を繰り返し解いていくうちに、算数の偏差値は着実に上がっていきました。
なぜこの問題集がもっとメジャーにならないのかと不思議でしょうがないのですが、本書は「とにかく売ってない」というのがその理由の1つにあるような気もしています。
この「3年生版」は比較的手に入りやすいので、『トップクラス問題集』がちょっと難しいと感じている家庭では、ぜひ挑戦をしてもらいたいと思っています。

リンク