比アウィーゴー!


この時期にフジパンを選んでくるとか、愚か者の所業でした。
1点、2点、なんなら0.5点すら取りに行くのが受験生であり、この世はまさにパン祭りでございます。

ということで待望の春休みを迎え、我が家ではイチかバチかの「比」の学習が始まりました。

かねてより、比だけは軽く仕込んでからカリキュラムに入りたい思いがあり、
ここから夏休みが終わるまでのほぼ毎日、通常学習にプラスして、20~30分ほど比をやっていこうじゃないかという、比祭り・本仕込でございます。

祭りの進め方といたしましては、SAPIXの『ベイシック・比』をベースに、1項目ごと類題を探していくというハンドメイドスタイル。

かねてより思いを馳せたわりには、行きあたりばったりでアブナイ感じがするわけですが…

さっそく「逆比とはなんぞや?」という学習では、
『お父さんが考えたメニューで行くぞ、順。』的な、キケンな比遊びがありました。

ひとまずは、ベイシックに沿って、逆数と逆比の概念をインプットです。

逆比
サピッと概念が学べるベイシック。

普通ならこのあとは、反比例とか速さと時間とかで逆比への理解を深めていくのだと思いますが、せっかくでしたので、第6回「濃さ」の面積図をてんびん図に改造して、逆比の使い勝手を体感として積んでもらいました。

面積図
類題6で導入し、練習問題まで一気に

実はこれまでにもRISU算数で比には触れてきている娘。
ふだんの生活においても、めんつゆだの町内マップなどを眺めるたびに概念の仕込みはしてきましたので、逆比についてもまったくの初めてではありません。

ところが使い所としての実感は薄かったようで、「なるほど、掛けたら同じなら、逆比に置き換えて考えられるのか」と、言ってることはごく当たり前ではあるのですが、父ちゃんとしては大感動のリアクションでありました。

すでに中学受験を終えている長女は、比が始まりますとガクンと成績が落ちてしまいました。
どうにかしようにも、毎週進むカリキュラムのなかでは、なかなかリカバリーも容易ではありません。

いまやっていることと言うのは、はたから見れば火遊びでしかありませんが、私からすると長女から賜った珠玉の経験の数々です。
長女はとても頭の良い子であるのに、比が始まってからの偏差値は、60はおろか50にもしてあげることができませんでした。

まだ始めて数日ですが、思えば次女が2年生から学習を始めたことも、中学受験新演習を併用して予シリを進めたことも、こうして比の仕込みを始められたことも、何もかもが長女からもらった賜物であります。

これからみっちり5ヶ月。
長女に感謝をしつつ、しっかりと熟成・本仕込をしていければと思っております。

フジパン
高得点8点ゲット!…ってあぁぁぁぁ!