社会の学習計画とバレンタインの戦略
中学入試も終わり、間もなくバレンタインデーであります。
私ともなりますと、抱えきれぬチョコレートで「業者の方ですか?」と見紛うばかりなのでありますが…
ハッキリ申す!
たるんでおるッ!💢
何を浮かれているんだオマエたちは!
戦後間もない子どもでもあるまいし、チョコレートなど施されて何がうれしいのかッ!
頭にスグ効く糖分はブドウ糖!
お菓子ならラムネ! 飲み物ならヤクルト!
我々が必要とするのは、ゴディバやモロゾフなどではナイッ!
そもそも大切な人に感謝の意を表すイベントであったはずなのに、
やれ下駄箱がどうだとか、やれ添えられた恋文がどうだとか、まったくオカシな定着に至ったものであります。
やはり、歴史は正しく学ばなければなりませんッ!
ということで、我が家では小3あたりから、小学館『少年少女 日本の歴史』で正しい歴史を学んでおります。
歴史と申しますと、予習シリーズでは5年下巻の9月から、わずか半年で旧石器時代から昭和・平成を駆け抜けるわけでありますが、
その進捗でやってみるとムリがあるのでありまして、どんなに確認しても下駄箱にチョコは入っていないのです。
本来ならゲームやアニメなどとなぞらえて、わりと早くから学習しても良い単元ではないかとも思うのですが、ただの半年ではスーパーで買ったチョコをこっそり自ら下駄箱に仕込むことにもなりかねません。
そこで我が家では、2年をかけてじっくりと『日本の歴史』を読んでまいりました。
漫画に出てくる栄西の頭の形がおかしいとなれば、画像検索で正しい描画であることを確認してみたり、道鏡の寵愛っぷりがおかしいとなれば、推しを天皇に据えようとする乙女心をトレースしてみたり、実に丁寧に接してきたわけでありますが、どちらかと言うと学ぶというよりは楽しむことが目的になってしまっており、今思うとブラックサンダーの1つにもならなかったかもとも思うのです。
娘の命名は「マシュマロヘッド」 |
試験で「次の頭蓋骨から、栄西を選びなさい」と問われることはありませんから、やはり「臨済宗・開祖としての栄西」で覚えなければなりません。
そのため、この2月からは改めて『日本の歴史』を1巻から読み直すことにし、今度はサピックス『年表トレーニング帳』も併用しながら読み進めることに致しました。
併用と申しましても、書き取りや暗記までするということではなく、漫画の進捗に合わせて解答を眺める程度ではありますが、9月から学ぶことを確認しながら2周目を進めることで、配給制のチロルチョコからもオサラバできると思ったわけです。
解答を眺めるだけでも今後の予習に 『年表トレーニング帳』 |
ちなみに、5年生の社会で言いますと、歴史が始まるとまっぽし地理が抜けてしまう四谷カリキュラムへの不安もあり、『まんが47都道府県研究レポート』と『合格する地理の授業 47都道府県編』、『合格する地理の授業 日本の産業編』も用意しました。
こちらは気軽な読み物になりますので、9月からもスキマ時間を活用しながら、ウマく地理の記憶も留めておこうと思っております。
歴史期間中も読み物で地理の記憶メンテ 『合格する地理』 |
以上の計画をもってすれば、もはや下駄箱を開けた瞬間に、こぼれ落ちるガレー、デルレイ、ピエールマルコリーニの数々。
もう自分でコッソリと下駄箱に仕込んで、
「あれ、誰からだろ?」なんて芝居を打たなくてもイイ。
もう心配をするお母さんを気遣い、
「これもらったよ」なんて自分で購入したチョコを見せなくてもイイ。
「○○くんにチョコ渡したいんだけど」なんて相談をされることも無くなれば、
「手作りなんて怖くて食えねぇよなぁ」なんて絶妙なマウントを喰らうこともナイッ!
この計画が功を奏した暁には、志望校判定で平均以下に沈んでしまった社会からも、我が青春の病みからも、全て解放されるのではないかと、そう願っているのであります。