分数の足し算・引き算にイチャモンを付け始める
昨日は予習シリーズ算数・第7回「分数の性質」の演習をしておりました。
まだこの辺りですと、すでに3年生で完了させた単元ですので、例題であればサッと終わってしまうのですが、昨日は例題[5]の「分数の足し算・引き算」でちょっと面白い躓きがありました。
娘はすでにRISU算数で「割合」を学んでいるため、分数というのは「数」というよりは「割合」です。
割合というのは「もとになる何か」があってこその割合ですから、どうやら分数が単独で存在することに違和感があるようなのです。
「100の¾」と言われればガテンがいきますし、「¾時間」と単位が付けばガテンがいくのですが、単独で「¾」とか言われると、「ナンの ¾ なんだ?」「そもそも ¾ + ¼ とか足せるものではないだろ?」とイチャモンを付け始めてしまうのです。
「へぃへぃお嬢さん、今さらどうしたんだい」とも思うわけですが、言われてみると感情の⅓が純情ですし、バファリンの½が優しさです。その2つは足せませんし6分の5ではありません。
図を書いてみたり身の回りの物で元になる量を確認してみたりしていくうちに、「10÷½」は10を10の½で割るから2じゃないか?と迷宮に入りつつもあったのですが、
娘の結論としては、少しわかりにくいのですが、すべてが割合の世界と申しましょうか、「¾」は何かを4等分したものの3個だから、「何か ÷ 4 × 3」であると。
そこから発展すると「10÷½」というはパーセントの割合にしてしまえば「1000% ÷ 50%=20倍」であり。これは分数の割り算が逆数にして掛けるのと同じ。『なるほど私は天才だ!』と言うのであります。
私にはまったく闇のラビリンスだったのですが、
危機管理能力に秀でた私は、「おぅ、なるほど!、お前は天才だな!」 とだけ伝えておきました。(弱々)
たぶん、何かが違うような気もするのですが、そんなに何かが違うこともありませんし、自分なりの解釈を見つけるという意味では、まぁ良い演習ができたのではないかと思っています。
ふと時計を見上げてみると…1日の12分の1を使って、例題しかできていなかったのは切実に痛かったのでありますが…