また来るか?9月入学案


前回に9月入学が持ち上がった際、当時の安倍首相は「前広にさまざまな選択肢を検討していきたい」と発言をしていました。

はて…? 前広とはなんぞや? とその時は思ったのですが、ようするに「前向きに」といったニュアンスで使っているのだろうと、その当時は解釈をしておりました。

ちなみに私はと申しますと、9月入学に大賛成でした。
普通に考えれば、入学時期をズラすような前例を作ってしまうと、震災などが起こるたびにそれをやらなくてはならず、そんなことはデキないというのは理解できます。

ただ、今回のことを「改革」としてしまうのであれば、これを機会に1度限りの実行はありだろうと。
やっちゃうなら「今」しかないわけで、ウチの子の夏休みが無くなるくらいなら、毎年1ヶ月多く入学させる案でヤッちゃえばいいと、動機としては不純なものになりますが、広い世代で現世代の負担を軽減するという意味においても、そのように思ってたわけです。

結局は「そんなノリみたいなもんで、9月入学を決められてたまるか!」と、立ち消えていったわけですが、もし、今回の緊急事態宣言(まだ要請ですが)が長引けば、また必ずこの議論は起きてくると思います。

今回の要請を受け、まず関心があるところは、1月の中学入試が、どのような対応を取るかということになると思いますが、
恐らく殆どの学校はそのような事態は想定しているはずですので、日程が近すぎる大票田の栄東などは別としても、間もなくで発令を想定した対応情報も出てくるはずです。
文科省は元々「緊急事態宣言でも学校は続行」と言ってますので、基本的には強行なのでしょうが、要請する側の県立や市立を踏まえるとどうなのでしょうか? 2月を超えて延期ということはデキないでしょうから、対応策は気になります。

改めて「前広」という言葉について調べてみると、「時間的な余裕を持って」という官庁用語として使われているらしく、決して「前向き」ということではありませんでした。
あれから「時間的な余裕があった」とは言い難いですが、どのような決断が待っているのか。

2021年組の受験生のことを思うと、「時間的な余裕を持って」議論をしている余地はあまり有りませんので、強行するなら強行するで、とにかく1秒でも早く方向性は明らかにして欲しいと思います。

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