やわらか頭に『はなまるリトル 2年生 ちのうあそび』
概要
四谷大塚の「知能教育研究所」という謎の組織が放つ知育系問題集。 パズルのような遊びを通じて集中力や発想力をトレーニングしていくほか、草笛作りなど変わったページもある。使用時期
上巻:小2・5月頃 ~ 3月頃下巻:小2・3月頃 ~ 現在保留中
良い点
- 学年別問題集では珍しい右脳系とか脳トレ系
- 問題が独創的で、発想や工夫を楽しめる
悪い点
- 受験とはかけ離れた問題が多い
- 初版が20年以上前で、平成臭が色濃い
感想 2点:★★☆☆☆
なかなかどうして、評価の難しい問題集です。
予習シリーズの四谷大塚が放つ問題集ですから、ある程度は受験に通じる点があるのだろうと思っていたのですが、昔なつかしの脳トレ系だったり、工作系の問題が入っていたり、まったく四谷大塚らしく無い問題集です。
ミニゲーム集のような問題集 |
謎のじゃんけん遊戯 |
迷路や神経衰弱、クロスワードやIQテストのようなものまで含まれており、中学受験との関連性を感じることは、まずありません。
この手のタイプの問題集は、幼児向けや大人向けにはあると思いますが、学年指定で、しかも上下巻に別れているとなると非常に珍しいのでないかと思います。
何気に役立った続柄問題 |
1つ1つの問題は短時間で解けるようにできていますし、遊び心に溢れた問題も多数ありますので、楽しんでくれるのではないか? という期待もあったのですが、残念ながら娘は、あまりこの問題集を好きではありませんでした。
正解が無い問題や、無茶振りに感じる問題も多く、紙面のデザインも全体的に古かったのが、その要因となっている印象でありました。
私としては、こういった理屈が無いものに発想を重ねる問題というのは、幅広い脳への刺激にはとても良く、受験で凝り固まったオツムには、効果的に思えたのですが、いまいち活用しきれなかったのは残念でありました。
使ってみて
個人的に “お気に入りの問題集” なのですが、もしかしたら平成初期臭がする紙面デザインが、私をそのようにさせているのかもしれません。
昔懐かしのゲームブックとか、レイトン教授とか、そんな雰囲気をもった問題集で、大人から見れば楽しげに感じる問題集だと思います。個人的に好きな脱出問題 |