模試によく出る『算数ラボ 考える力のトレーニング9級』
概要
論理性を問うものや、カタチを想像する問題など、考えることに特化した問題集。思考力検定で実際に出題されたものを厳選して収録。対象は小学3年生。
使用時期
小2・12月頃 ~ 小3・7月頃良い点
- 150題と豊富な問題量
- 所要時間が短く毎日使える
- 解説が丁寧で取り扱いやすい
悪い点
- 試行錯誤を繰り返すような深い思考は無い
感想 5点:★★★★★
1ページ1問、ドリルのように取り組めるようになっていますので、毎日のウォーミングアップや、締めの1問にとても最適な問題集です。1日1問。メイン学習の前後に思考を捻り出す。 |
深い思考問題は出てきませんが、計算や一行問題のように反射的に解ける問題もありませんので、ちょっとした思考を毎日刺激していくには、とても良いバランスにあります。
ものの見方や図形問題なども多数収録。 |
思考問題のわりには、短時間で終わってしまうため、一見すると「簡単」と受け取られがちですが、『算数ラボ』の良いところは、パッと情報を整理して、サッと筋道を立てていく、基礎的な思考スキルを磨くことにあるようにも思えますので、これくらいのレベルにあるほうが、効果的なのではないかと思っております。
ただ、この『9級』は、本来の対象で言えば小学3年生なのですが、よく似た問題が2年生向けの模試で頻繁に登場していたこともありましたので、もうチョット早くにやっておいても良かったのかなという印象もありました。
小学2年生にとっては、それなりに歯ごたえもあるはずですが、公式ページのサンプル問題なども参考に、やれるようであれば先の級を選んでみても良いかもしれません。(サンプルページ)
使ってみて
えてして子供というのは勉強を嫌がりますが、この問題集に関しては不思議と嫌がりませんでした。「きらめき算数脳をやろう」と言えば「嫌だ!」と言われてしまう日も、「じゃぁ算数ラボ2ページで!」となれば「それならイイヨ!」となるコトが多かったです。
これくらいのレベルの思考問題というのは、子供にとってはミニゲーム感覚で、楽しく感じるものかもしれません。