仮に休校が長期化したら、塾はどうするのか。


志村けんの死に、なんだか知り合いが亡くなってしまったような虚脱感を感じています。
これまで芸能人の訃報を耳にしても、それは他人事でしかありませんでしたが、昨日は悔しさや無念さを拭うことができませんでした。

志村さんは倦怠感を感じてからわずか12日で急死しており、まるでSF映画のような現実です。
突飛な例だとは思いますが、それまで元気にしていたことを考えると、コロナの媒介は人を殺すことになるのだと、少し認識が変わってきたのを感じます。

2020年というのは、相当に受難な年になってしまいました。

とくに塾というのは、3密に近い状況で営まれているのですから、対応に苦慮している業種の1つであると思います。

現状を見てみると、自粛要請日以外は通常通りという塾が多く、やや意外に感じたりもしているのですが、仮に新学期の再開が延期されたとすると、そろそろ違った対応が出てくるのかもしれません。

とりわけ期待したいのは、クラスごとの授業のライブ配信です。
ポイント動画も良いのですが、やはりいつもの先生が登場して、いつもの時間にいつもの授業をしてくれるほうが、受験生からしてみれば圧倒的に良いような気がいたします。

もちろん、子どもを教えるにあたっては、対面式で空気感を演出することや、筆記の様子を把握することも不可欠ですので、次元が異なるというのはわかります。
著作権や流出にも配慮することを考えると、認証や暗号化などの問題もでてきてしまいますから、素人がYouTubeでスマホで配信するのとはわけが違うのもわかります。

塾からいわせれば「何を気楽なことを」と鼻で笑われてしまうかもしれませんが、
もはや「対面授業でも万全を期すから大丈夫」ということでは、運に身を任せているのとなんら変わりがありません。

志村けんの死は、「だいじょうぶだぁ」ではダメなんだよと、警鐘を鳴らしてくれたような気がいたします。

我が家はまだ通塾も開始していないので、実のところ言うだけ番長なのですが、(オィ)
この状況で集団授業を続けていくとしたら、それこそ「何を気楽なことを」ということなのではないでしょうか。

ライブ配信機材なんてこんなもん。
全教室に設置しても大した予算でもない。
あとはAWSで配るも良いし、ZoomやYouTubeLIVE限定公開配信なら今スグできる。

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