【極悪非道】娘をダシに方程式を覚えようとする


今週の算数は、不明数を含む等式ということで、□を求める演習でした。
手始めの例題は、下記画像のような問題だったのですが、

類題

「残り」が牧場の牛を指すのか、小屋の牛を指すのかイマイチわからなかったようで、のっけから大混乱の大騒動。

タイミングの悪いことに、その日はRISU算数においても大きく躓くことがあり、娘のイライラも最高潮であります…。

この単元に予定していた3日間のうち、初日は丸々喧騒で潰す結果になりまして、“算数が苦手な子はまず国語力” とはよく言ったものだと思いました。

逆数の展開は、ギリギリ及第点(甘め設定)という感じだったのでありますが、
そんな不明数を含む等式になってくると、ふと脳裏に浮かぶのが 方程式 であります。

よく、小学生への方程式は「ダメ。ゼッタイ。」と言われていますが、
実を申しますと私は学生時代に一切合切の学習を放棄しておりまして、その根拠とされている「抽象的概念を小学生に教えるなんて極悪人の仕業」「中学受験では非効率のマゾゲー」の真意が良くわかっていません。

方程式ともなりますと完全にゼロの知識でしかないのですが、少し前のプレジデントにも、塾ソムリエの西村さんが「調子にノッた親父が、つい方程式を教えてしまう」という切り口でその禁断具合を述べられており、「そ、そんなにヤバいのか…(ゴクリ)」と、逆に方程式を知らずに良かったとすら思うこともあります。

ただ、興味としては長女時代から沸々と蓄積しておりまして、今回の学習において、“娘がどうあがいても、まったく理解できない” 場合に限り、大義名分でもって、“方程式を使わずとも方程式が解ける” という『宮本算数教室の賢くなるパズル てんびん』をやってみようかと、その準備はしていたのですが、ギリギリ、まだその時ではありませんでした。(まだ?)

「宮本てんびん」に関しては、等式の本質を利用しているだけでしたので、今回の学習で言えば、便利以外の何者でもない感じもしたのですが、
確かに□を求める計算で使ってしまうと、逆算の思考が停止するという弊害もありそうです。

それがどう悪影響なのかと言われると、やはり良くわからないのでありますが、長い中受の歴史のなかで「方程式はマズイ」の地位が揺らいでないのを見ると、また次の機会をうかがうのが良いということでしょう。(また次の?)
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