計算の順序でトラップ発動


前回の記事で「やる気が見られない」と書くべきところを「やる気が見られないない」と誤字るトラップを入れてみたのですが、
今回は残念ながら長女は指摘してくれませんでした…。せっかく家族バレしたというのに、さすがにソコまで細かくは愛読してくれてはいなかったようです…。

ということでッ!
今回は次女との演習にもかなりのトラップがございました。

みなさんは↓を見て、どのような数字を入れるでしょうか?

5×2+5×4
後で娘が枠を付けてしまいましたが、最初は付いてないものと思ってください。

当たり前のように「4」と入れると思うのですが、娘が答えたのはご覧の通り「2」です。

娘さん、それは間違えてまっせと、アゲインをお願いするわけですが、やはり答えは「2」なのであります。

似た問題は先週もさんざんやってきており、何かがおかしいなとも思いつつ…、
それでは、図でも書いてみましょうかと、↓みたいなヤツで確認。

かけ算の図

ところが「それは承知」「4だと言いたいのだろう」「でもこの問題に関しての答えは2だ!」と泣き出してしまう始末…。

いったいどういうことだと…良く良くよくよ~く娘の聞いてみると、、、、

なるほど。答えは「2」なのです。

だってまだ、ジュニア新演習で四則演算の計算順序をやってないのですから、それはそうなのであります。
娘の頭の中では、左から順番に、「5×2」のあとには「+5」をするわけで、なんら間違っておりません。2で正解なのです。

まさか見落としでもあったのかと、慌ててこれまでのページを探すのでありますが、
我が家のジュニア新演習が「旧版」であるからゆえのなのかどうかはわかりませんが、計算の順序についての記述は無く、急遽それについて教えなければならないハメに…(泣)

しかし、何を隠そう、私は偏差値38の高校を留年して卒業したという者でありますので、突発的な事となりますと、基礎的なことでも理屈というのが出てこないのであります…。

「まさか…掛け算は先にやるのが常識。みたいなことでは済ませないし…」とフリーズしておりましたら…、

娘はそんな私を尻目に、「5×4は、ようするに 5+5+5+5 なわけで…」とぶつぶつと考え始め、「なるほど…先にやらないと掛かりがおかしくなる」と勝手に結論に達すると、「見てみ、これが掛け算を先にやらないとダメな理由だよ」とご丁寧にご教授まで頂きまして、親バカ&大げさな物言いではありますが、我が子に頼もしさすら感じました。

自ら “気づいた” ことを “試し” “結論を得る” という行動は、実に能動的であると感じます。
もし、従来の「詰め込み」で揶揄されることがあるとすれば、この “気づく” 段階を “教えて” に変えてしまうことで、受動的な学習態度というのが染み付いてしまうということなのでしょう。

わからない事を言われて出来るようになるのも利口で間違いありませんが、わからないことを自ら解明していく姿というのには、強さを感じます。

私は自分がバカで本当に良かたっなと思いましたし、旧版の新演習にトラップがあってくれて、本当に良かったなと思ったのでありました。
関連タグ