「に」と「へ」の使い分け。


先週末は仕事都合などもあり、手軽に始められる「はじめての論理国語」をやっておりました。

手軽と申しましても、それは「解く」という点においてのみの話でありまして、
「論理的に国語を理解する」というのは非常に難しく、教える側の私としては、必ず予習してから取り組むようにしております。

今回演習する助詞の使い分けとして、「電話に出る」は良いが「電話へ出る」はダメというのがあったのですが、なぜ「に」が良くて「へ 」がダメなのか、解説にはズバリなことまで記されておらず、私にも明確なものがありません。

論理国語・助詞

もし娘が「へ」と答えた場合に、どのような返しをするべきか、答えが見つからず、ネット上を漁っては考察していたりしていたのですが、どうやら「に」と「へ」については、下記のような使い分けがされているそうなのであります。

「に」
動作の対象となる場所や物が特定されており、目標として他のなにものでもないこと。
「へ」
動作の対象となる場所や物の方向感をしめしており、目標としてその方向であること。

少々わかりにくいですが、例えば「明日、東京に行く」という時は「明日、東京 へ 行く」にしても良い感じですが、「ゴミを ゴミ箱に捨てる」ということであれば「ゴミを ゴミ箱 捨てる」というのは間違いであるということらしいです。

しかしながら、このあたりは曖昧なところもあり、「ゴミはゴミ箱へ」という標語も公然とあったりもするわけで…。

まぁ娘が「に」と答えてくれれば華麗にスルーしようと心に決めて演習日を迎えたのでありますが…、

助詞「へ」


↑見事に全部「へ」と答えてきやがりましてww

さて…困りました。。。

とりあえず、設問にある「電話 “に” 出る」から、なぜ「電話 “へ” 出る」がダメなのか説明し、概ねは納得はしてもらったのですが、

「図書館 “へ” 行く」については、『学校の先生も、“図書室へ行きますよ~” って言うよ!』と一歩も譲ってくれません…。

私としても前後のつながりというか、
例えば「本を借りに」という前置きがあるとすれば、「本を借りに、図書館 “へ” 行く」でも良いような気がします……。

もはや私には全く正解がわからなくなってしまったので、「4年生になったら、塾の先生に聞いてみましょう!(汗)」として、はぐらかしておいたわけでありますが、

そもそも、前述の「ゴミはゴミ箱へ」からして、全ては語感が支配しているような感じもしており、真相が完全なる迷宮のラビリンスです。

どなたか、明確なものをご存知でしたら、
ご回答はゼヒこちらに↓… いや、こちらへ?

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