クリティカル・シンキング?


さて、夏休みの宿題に追われた先週が終わり、今週は早稲アカ・チャレンジテストの解き直しをしたいところだったのですが、そちらは時間都合もあり週末に回すことといたしまして、今週は国語の「論理国語」をガバガバと進めておりました。

取り掛かってから約1ヶ月半ほど経ちましたが、春先から副教材として始めていたこともあり、すでに終盤でございます。


今回は「クリティカル・シンキング」というものをやっていたのですが、
これは何者かと申しますと「批判的思考」というものらしく、誰かの意見や書かれていることを鵜呑みにせず、主体的にあらゆる角度から最適解を見い出す思考のことだそうで、
本書では「21世紀型学力の中核」とされている大層なものだったりいたします。

といっても小学1年生向けに提示される問題ですから、それほど大それたものではないのですが、そのなかでちょっと面白かったのが↓の問題でありました。


クリティカル・シンキング
地震中に火事が発生したという場面です。


娘の答えはまさかの「ア」でありまして、なぜそのような答えになったのかと尋ねてみると、
『だって、みんなも机の下に隠れているし』とのことでありまして、
なるほど…まったく状況における最適解への検討がありません。

もはや丸焦げ確定なのでございますが、「火事なんだし、机の下にいるほうが危なくない?」と尋ねてみると、「そうもそうね」とあっさりと納得をしてしまうことも含めまして、主体的に検討がされているとは言えず、ある意味では想像性にも思考性にも乏しいとも言えるわけであります。

本書では「21世紀型学力」について「論理・思考・表現」という定義がされていました。

国語の問題だけを解いていると、文章を正確に読み取り理解することに終始してしまいがちですが、本質的に書物を読むという意味においては、そこから検討し自らに還元したり、行動や表現として現れてこないと、読める意味もありません。

なんとなく、学習に対する姿勢が正された思いでありました。
関連タグ