東大生の3人に1人は公文。でも8割は…


さて、今週は出張中で勉強を見れないということもあり、超余談でございます。
なお、適当に調べた範囲で間違えもあると思いますので、フェイクニュースを見る感覚で読み流していただければと思います。

みなさんもどこかで「東大の3人に1人は公文」というのを耳にしたことがあるのではないかと思います。

上記キーワードで、記事としてヒットしたものを上から2つ引用いたしますと、

東京大学に合格するような生徒は、子どもの頃どのような勉強をしていたのか。その答えとなるような興味深いデータがある。東大新聞が現役東大生を対象にした調査で、小学生の頃学習塾に通っていた人のうち「公文式教室」に通っていたと回答した人が35.6%と、およそ3人に1人が公文式の経験者だったというのだ。(東洋経済オンライン)

公文式が、実は東京大学の登竜門ということをご存じだろうか。『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』(祥伝社)の著書を持つ育児・教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏は、東大生へのアンケート調査を行い、「東大生の約3人に1人が公文式出身者」という驚きの事実を突き止めた。(Business Journal)

といった具合であります。

ただ、この2つの記事、Googleが勧めてくるわりには「137人の35.6%」だったり、「100人中34人」だったり、なにげに母数が少ないのが気になります。
他にもないかと調べてみたところ、400人くらいの規模になると、首位はチャレンジに取って代わられ、公文は20%前半に落ち込んだりしとりましたが、
引用元:(http://www.todaishimbun.org/benesse20190222/)、

まぁ100人も調査すれば、そんなに誤差も無いそうですし、「東大の3人に1人は公文」というのは、それはそれで良いのだとは思います。

チャレンジ進研ゼミが1位
やっててよかった進研ゼミ。全国区とはいえ日能研も大健闘。

ただこれは、「公文の3人に1人が東大」ではありませんし、公文の国内生徒数が現役組だけで150万人を越えていることを考えると、「答えとなるような興味深いデータ」とか「東京大学の登竜門」というほどでもありません。

なんなら4年生大学の生徒数は260万人程度のようでしたから、経験者で括るのであれば、どこの大学で見たところで「3人に1人は公文」ということも、そう遠からずで言えてしまうのではないでしょうか。

もちろん、公文の「無学年・飛び級制度」というのは「早くから数学に触れられる」という点で相当なアドバンテージがありますから、東大生に多いことはわかりますし、「東大医学部生の3人に2人が公文式」(おおたとしまささんインタビュー結果)というのはむしろ納得ができるのですが、

それらは、Jフレンズ会員(小学生の間に高校教材に到達)とか、F教材をも超える圧倒的進度が前提になっている場合も多く、広く世間にある「3人に1人は公文」という煽り方には疑問を感じます。

やるなら「公文の@教材を@歳までに終えた人の3人に1人は東大!」であって、そういった到達点を目指せるのが、公文の良さである気がするのですが、これじゃぁレゴジャパンが佐藤ママをひっぱりだして、「東大生の68%がレゴ経験者」みたいなことをしているのとなんら変わりが無いような…(私の周りでも68%くらいがレゴ経験者だと思います。)

とまぁそのようなことを調べていましたら…、なんと、母数が東大生7,000人という、“超絶スゴそう”なアンケート結果もございまして…。

なんでも、東大家庭教師友の会が約7,000人の現役東大生から集めた調査結果によると、東大生の8割以上が親に「勉強しなさい」と言われたことが無いそうでッ!!!
引用元:(https://kodomo-manabi-labo.net/todaiseino-oya

いやぁ…、マジですか……。

なんなら目があったら8割以上言ってますけど…ww
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