血縁関係で勉強を見るということ


先日、筑駒→東大の “工□イーズ さん”(@Gimlet71004011) さんが「ヤベェ、島津った」とツイートをされておりました。

まさにダメ親の極み、愚の骨頂。
所詮、学歴と人間性というのは別腹なのでございます。

が…しかし、
良く良く呟きを見てみますと「今年初めて長男氏を勉強関連で怒ってしまった。」とあるではないですか…。

「今年初めて」…?? いま師走なのに…?? 初…? 1回目…?

しかも理由を見ると「約束していた、やるべき勉強をやっていなかった」ですって…???

甘ぇ…。実に甘ぇ…。

その程度で島津を名乗るとか。さすがは 筑駒→東大。戦争をしらない世代…。

にも関わらず5ちゃんねるでは「島津りましたとか素直に書くあたり育ち良さげ。」とか、「エ口イーズ聖人かよ 」とか、ヘソで茶釜が大沸騰でございます。

どうせなら私の大島津を大自慢して沼を恐怖に染め上げてやろうかと思ったのですが、それはドン引きなのでまたのお楽しみにしておきまして、
確かに、血縁関係で「勉強を見る/教える」というのは極難去ってまた極難であり、難しさを感じる所であります。

先日のスペースで塾長や茂山先生のお話を伺ってみても、我が子を教えるとなるとプロでさえウマくいかないそうで、これは解決策の無い課題でもあるわけです。

やはり子どもからすれば親は絶対的味方なのですから、いつだって褒められたいし、自慢をしていたいし、先生と生徒にはなれないのでしょう。
親も親で、家族は一応 “族” なのですから、子にナメた態度に出られると、オルゥァぁぁァッ!となってしまうのは摂理なのかもしれません。

とは言え、長女時代の反省を経てきた私には、克服した島津も多々あるのであります。
ようするに私こそが聖人であり、育ちが良さげなのでありまして、「大便が完全に空気」とか「空気未満二酸化炭素未満だ」とか、5ちゃんねるの連中は見る目がありません。

ということで、今日はついヤッちゃう貴方に贈る『これでできる! 島津脱出法ッ!』、ヒアウィーゴー!!

他人のお子さまを教えるように

我が子を教えていると、話を聞かなくてムカつきますし、サボってムカつきますし、何度も同じ問題を間違えてムカつくわけですが、そんな時は自分が家庭教師のトライから派遣されたトライなんだと思うようにしています。

他人のお子さんだと思って接すると、しつけと受験がごっちゃになることがありませんから、聞く気が無いならコウするかとか、何度やってもダメならアッチにするかとか、冷静にトライすべき策が出てくるもので、実に淡々と、言い争いなどはどんどん無くなってくれます。

あと回しは3問の得

我が子と難問に取り組んでいると、あと少しの理解で解けるのではないかと固執してしまうことがあるのですが、
固くて抜けないジェンガも後回しにするとスポッと抜けるタイミングがあるように、長女時代は時間が経つと解ける難問というのが意外に多かった印象です。

難問はあまりしつこくすると、島津がチラ見えすることがありますので、単元ごとに松竹梅を意識し、別で打ち込むタイミングを図っておくほうが良いのかなと今は思っています。

スゴく優しい理詰めの世界

理詰めというのは受験勉強においては時に必要になることがあります。
厄介なのは基本的に正論ですから、言ってる親が正義であり、言われている子には逃げ道がありません。
素直な子ならまだしも、じゃりン子には強烈なストレスになりますので、結構な注意が必要です。

コツとしては、言い負かさないように気を使っていれば、それはそれで良いのですが、これは正直私もウマくいっていません…。

最近はあえて「ひろゆき」のモノマネをしながら、理責めを逆手にとってみたり、ゆるい感覚で伝えられるようにしたりもしておりますが、とにかく子どものプライドを最大限に尊重するような姿勢が必要になると思います。

テスト評論家にならない

テストが返ってくると、帳簿を見て「あぁ…この正答率を落としたかぁ!」とか「あぁ…コレは解けるはずなのに~!」とかつい言ってしまい、ガチでヘコましてしまうことがあります。

ミスを共有し修正していくことは大事ですが、それよりもなによりも、正解した問題をウマく利用して、まずは前向きな気持ちを作ることが大事だったなと今は痛感しています。

解けた問題の解き方などを披露してもらい、同志として戦友として褒めたり驚いたりしてあげることで、とても調子よくミスにも向かってくれると思います。


とまぁ…こうして書き出してみるとまだまだ「長期計画を作らない」「やることよりも時間厳守」「ToDo・PDCAクソっ喰らえ」「テストはむしろ一喜一憂」「オカマになれ」「ショーンKになれ」「インセンティブ大盤振る舞い」「低学年からのんびりと」「比は春休みから少し先行する」などなど、いくらでも出てきてしまうのですが…

こう言ったことにまで偉そうに語るとなると、次女が桜蔭にでも合格しないと説得力が無いことにも今気づき始めました。

娘に「この記事を完成させるには桜蔭が必要だ」と相談をしたところ、「桜蔭には親の面接があるから、オマエじゃムリだぞ」と言うことで、

今日は今年300回目くらいの島津を披露してやろうと思っております。

親子バトル
やるべき勉強をやってないなんて
こちとら茶飯事で怒る気にもなれぬわ!