フォトン算数クラブのメソッド
本日より「フォトン算数クラブ」のオンライン説明会が始まりました。
フォトンと言えば、塾生の83.3%が御三家・早慶に合格するという中受版の鉄緑会であり、
看板クラスの入塾チャンスは1年に1回のみ、それも新小2・新小3(ようするに現小1・2)に限定されるという、蜃気楼のような塾であります。
昨年の募集では、休日の説明会がスグに定員に達してしまったり、入塾テストの受付開始と同時にサーバーがダウンしてしまったりと、テストを受ける前から争奪戦の様相でありました。
やや行き過ぎな気もしますが、現小1・2の学力なんて、まだまだ海の物とも山の物ともつかぬ状況にもかかわらず、フォトンに入れば数年後にはほぼ御三家に旅立っていくのですから、そのような過熱ぶりになるのも納得ではあります。
説明会動画を見るに、5度に及ぶ徹底的な復習と、カリキュラムに縛られず理解度に合わせた進捗、令和時代にありながらFAXのレスポンスを重視する課題というのが特徴的なのかなと思いましたが、なんと言っても「5年生で必要な算数を終わらせる」 「サピは復習!」という暴走的先取り教育がフォトン・メソッドの中核なのかなと感じました。
もちろん、斜に見れば、単に教育熱心な家庭を炙り出す方法を確立しただけという見方もできると思います。
早くから情報を収集する情熱と行動力を持ち、サーバーダウンも乗り越え、入塾テストを通過する家庭しか対象にしてませんから、その子どもが優秀なのは極めて当たり前の話です。
しかしどんなに優秀だとしても、相手は新小2・3なわけですから、極端な先取りを3~4年も続けたうえで実績も出すというのは、かなりのノウハウです。
ドロップアウト率を正しく見る必要はありそうですが、半分くらいは最後まで残っていそうでしたので、フォトンの仕組みや指導力が作用しているのは間違いないのではないかと思います。
今年の説明会はオンラインで定員が無いうえに、キャンセル待ち向けに新設された「ルミオン算数クラブ」、誰でもはいれる(?)「オンライン教室」などのラインナップも加わり、大分敷居が低くなった気もします。
この塾に入った以上は、御三家・早慶以上に行かなければ “失敗” ということになりますので、お子さんを光子にするには覚悟が必要ですが、いったいどのような入塾テストなのか、俄然興味はわいてしまうところです。
残念ながら、9歳になった娘はもう若くなく…年齢制限にひっかかってしまうのでありますが。👵👴
ちなみにFAXの世帯所有率は34.3%だそうで フォトン生にはそちらの方が敷居が高いかも |
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